消費税の基本

はじめに

こんにちは、東京都港区の税理士法人インテグリティ、公認会計士・税理士の佐藤です。

今回は、消費税の基本について説明したいと思います。

 

消費税の性格

消費税とは、消費一般に広く公平に税金を割り当てる間接税です。

たばこ税や酒税など特定の商品に税金を割り当てる個別消費税とは異なり、ほぼ全ての国内のモノの販売やサービスの提供に税金を割り当てており、取引の各段階ごとに一定の税率で課税されます。

 

消費税は間接税

消費税の申告を行って納めるのは取引の各段階ごとの事業者ですが、消費税を負担するのは最終的に商品を消費する、サービスの提供を受ける消費者です。事業者とは法人と個人事業者のことを指します。

このように税金を納める者と税金を負担するものが異なる税金のことを間接税と言います。
(対して、税金を納める者と税金を負担するものが同じである税金、例えば所得税や法人税などは直接税と言います。)

 

消費税の流れ

生産、製造、流通、販売などの各段階において二重に消費税がかからないように、売上にかかる消費税から仕入れにかかる消費税を差し引いた純額を納めることになります。

そして、各段階におけるそれぞれの業者が納める消費税の合計が、最終的に消費者が負担する消費税の額に一致します。

東京都港区の税理士法人インテグリティが作成した消費税の基本の図

 

消費税の申告と納付

原材料を生産する業者、商品を製造する業者、商品を流通させる卸売業者、商品を消費者に売る小売業者など、各段階の業者それぞれが消費税の納税義務者になります。

消費税の納税義務者は、税務署に消費税の確定申告を行い納付します。

 

おわりに

消費税は税金のプロである税理士でも間違えることがある厄介な税金です。フリーランス・個人事業主として新規に開業したら、起業や法人成りで株式会社などの法人を設立したら、税理士に相談して消費税で損をしないようにしましょう。

最後まで読んで頂きましてありがとうございます。
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東京都港区の税理士法人インテグリティ、公認会計士・税理士の佐藤でした。