会社が投資をする理由は企業価値を高めるため

はじめに

こんにちは、東京都港区税理士法人インテグリティ、公認会計士・税理士の佐藤です。

公認会計士・税理士として、港区や渋谷区、新宿区といった東京23区において、起業やベンチャー企業の支援してきた経験から、会社を発展させるための心強い武器になるコーポレートファイナンスについて解説します。

今回は、会社が行う投資意思決定について説明したいと思います。

 

 

会社はなぜ投資をするのか

会社は、設備投資や人材育成投資、研究開発投資などさまざまな投資を行います。

では、なぜ会社はこれらの投資を行うのでしょうか。

会社が投資をする理由は、企業価値を高めるために他なりません。

投資を行い投資額以上のリターン(儲け)を得る。そしてそのリターンでさらに投資を行う。この事業活動を繰り返すことによって、会社はその企業価値をどんどん高めていくのです。

このため、何に投資をするのかという投資意思決定は、会社の舵取りとしてとても大切なプロセスになります。

 

 

 

会社にとって良い投資とは

会社にとって良い投資とは、より大きいリターンを得ることができる投資のことをいいます。

では、複数の投資対象があった場合に、より大きいリターンを得ることができる投資を選ぶにはどうすればよいのでしょうか。

そんなときに役に立つ、より良い投資を選ぶための道具が、コーポレートファイナンスにおける投資意思決定の判断基準なのです。

 

 

投資に失敗するとどうなるのか

企業価値を高めるために行われる投資活動、この投資に失敗したら会社はどうなるのでしょう。

投資に失敗するとは、投資した金額よりも少ないリターンしか得られなかった場合をいいます。

投資に失敗すると、企業価値が小さくなってしまいます。投資の失敗が続くと企業価値はどんどん小さくなり、ついには倒産という憂き目に遭ってしまいます。

投資する前の時点で失敗する投資が分かっていれば、投資しないで済むのですが、不確実な将来において投資の失敗を完全に避けることはできません。
しかし、コーポレートファイナンスにおける投資意思決定の判断基準を用いることによって、失敗をある程度予測することができるようになります。

 

 

コーポレートファイナンスにおける投資意思決定の判断基準

良い投資を選ぶ、失敗する投資を選ばない、といった投資判断をする際のものさしになるのが、コーポレートファイナンスにおける投資意思決定の判断基準です。

投資意思決定の判断基準として主に用いられるものとして下記の3つがあります。

  • NPV(正味現在価値)法
  • IRR(内部収益率法)法
  • 回収期間法

これらの判断基準について具体的な説明は下記を参照ください。

 

 

おわりに

潤沢な資金がある大企業ならまだしも、資金力が乏しい設立して間もない会社やベンチャー企業にとっては、ひとつひとつの投資が、それこそ企業生命を左右すると言っても過言ではありません。スピード感はもちろん大切ですが、やみくもに投資を実行するのではなく、しっかりと投資先を見定めてくださいね。

 

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最後まで読んで頂きましてありがとうございます。
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東京都港区の税理士法人インテグリティ、公認会計士・税理士の佐藤でした。