税務調査-対応の仕方

はじめに

こんにちは、東京都港区の税理士法人インテグリティ、公認会計士・税理士の佐藤です。

税務調査の際は、税務署の調査官に対してどのように対応すればよいのでしょうか。対応の仕方が事前に分かっていれば、慌てることもなく冷静に接することができます。そうすれば調査官の印象も良くなることでしょう。

今回は、そんな税務調査における対応の仕方について、解説したいと思います。

 

経営者の対応

調査官は、社長さんについて、その人物像や経営姿勢、税金に対する理解度などを調査します。社長さんや社長さんの家族が身につけているブランド品なども調査官はしっかりと見ています。忙しいとは思いますが、必ず一度は調査官にあいさつして、税務調査への理解と協力の姿勢を示しましょう。

税務調査が入っても、経理の担当者や税理士に全て任せっきりで、社長さんは対応しないという会社は多いです。調査官から社長さんに質問があっても「税金はよくわからないので担当者と税理士に任せています」と答える社長さん。これでは調査官の心証、印象は悪くなります。調査官からの質問について、社長さんが自ら自信を持って答えることで調査官の信用は一気に上がります。

社長さんが税金について細かいことまで把握しておく必要はありませんが、概観は押さえておきます。会社概況や業績などは社長さんに説明してもらい、具体的な数字や細かい問題点については経理担当者が対応してといった役割分担をすると良いと思います。

調査官が質問する際は、必ず目を見ます。視線の先にあやしいモノあり、と考えて社長さんの視線を絶えず追っていることは覚えておくことです。

 

税理士に任せてあるから大丈夫とは限りません

税理士に全て任せてあるから問題ない、とは考えないで下さい。税理士の関与度合いは様々ですが、少なくとも事業や帳簿の内容について、税理士が全て理解しているわけではありません。

次のような場合は危険です。

  • 低料金の記帳代行会社に会計帳簿の作成を依頼している
  • 税理士による定期訪問がなく、年1回の税金の申告だけを税理士お願いしている
  • 税理士事務所の事務員に相談しており、税理士本人とはほとんど面接していない
  • 説明や指導が物足りない税理士が顧問である
  • 融通が聞かない頭の固い税理士が顧問である

税務調査で慌てることのないように、日々の帳簿を税理士にしっかりチェックしてもらい、大きな取引や新しい取引は、事前に税理士に相談しておくことが必要です。

 

 

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おわりに

最後まで読んで頂きましてありがとうございます。

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東京都港区の税理士法人インテグリティ、公認会計士・税理士の佐藤でした。