ランダムウォーク理論

はじめに

お酒が好きな東京都港区の税理士
こんにちは、東京都港区の税理士法人インテグリティ、公認会計士・税理士の佐藤です。

最近、へべれけになるほどお酒を飲みましたか?
今回紹介するランダムウォーク理論とは、簡単に言うと、株価などは予測することができないという理論です。
 

ランダムウォーク

数学的定義の説明は難しいため避けますが、ランダムウォーク理論では千鳥足になった酔っぱらいの次の一歩(ランダムウォーク)のように相場も予測できないとしてます。

株価予想の手法として、過去の時系列パターンから相場を予測するテクニカル分析、企業業績や財務諸表など公開された過去情報から割安割高銘柄を探すファンダメンタルズ分析があります。

ランダムウォークでは、過去情報は相場に即座に全て織り込み済みであるとして、過去情報をもとにしているこの2つの分析では将来の予測はできないと考えます(未来情報を基にするインサイダー取引は別ですが)。

 

猿VSファンドマネージャー

目隠しした猿に新聞の相場欄に向かってダーツを投げさせ、それに基づいて株を売買しても、その成果はプロのファンドマネージャーと変わらない、といった喩え話があります。

株価は長期的には上昇トレンドであるため、ランダムウォーク理論はインデックスファンドをすすめる理論的支えとなっています。そうは言っても、現実には全ての過去情報が織り込まれるような完全市場はないし、人は経済合理性を一番に考えるいわゆる経済人ではなく、感情に左右される投資家もいるため、色んな歪みが生じます。

その辺りについて行動ファイナンスという心理学チックな面白い分野があるので、いずれ書きたいと思います。

 

おわりに

最後まで読んで頂きましてありがとうございます。
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東京都港区の税理士法人インテグリティ、公認会計士・税理士の佐藤でした。